旅人は最果てを目指す

相変わらず天気は微妙だったが、日本最北端の宗谷岬を目指して出発。
北海道も市街地はそれなりに混雑。旭川市街を脱出するのに時間を取られる。それでも一歩郊外に出ればするすると流れる…が、稚内まで250km以上、の看板を見ていきなりくじけそうに^^;
R40を士別まで進みR239へ。これが高速コーナーの続く極めて快適な道。勿論信号無し。日本海側の苫前に出るまで約80kmを快走。
苫前からはR232で北上。稚内までの距離も少しずつ減っている(がまだ100km以上w)。町と町の間はほぼ何も無い直線道路。
天塩からいよいよハイライトの道道106へ。日本海沿い、サロベツ原野の西を稚内に向けてひた走る。

ひたすらまっすぐな道が地の果てまで続く。

所々にアップダウンも。

稚内に近づくにつれ、霧雨で気温が下がってくる。稚内は正直よくここに街を作ったな、というぐらいの最果て感。
稚内港に行ってみたもののそれほど見るものもなし。もうさっさと帰るかとも考えたが、折角来たのだから、ということで頑張って宗谷岬を目指す。宗谷湾沿いの道を海風に吹かれながら北上。
宗谷岬の手前、宗谷丘陵に登ってみたが、残念ながら霧。ちらちらと見える景色から想像するに、晴れていればどんなにか素敵な景色が見られたか…と思うと無念。どうにか岬の上の公園に辿り着き、昼飯にホタテラーメン。ただの塩ラーメンといえば塩ラーメンなのだが、この時ばかりは非常に旨かった。

公園から下りて岬で日本最北端の碑の写真を撮り、近くのGSで最北端給油証明書をもらって帰路へ。
R238でオホーツク海側を南下。途中で海沿いのエサヌカ線へ。こちらも原野の中の直線道路。

その先はR275で峠を越えて音威子府、そしてR40でひたすら南下。音威子府までは雨と霧で走りにくかったが、その先はどうにか。いい加減疲れたので、帰りは士別から道央道に乗ってさくさくと旭川へ帰還。
夕飯をどうするか思案。また同じ店に行くのもなんだし、海産物が食いたい、と思いながら繁華街をぶらつくが、なかなかいい店が見当たらない。海産系の居酒屋でも入るか…と思っていたら、ホテルの近くで焼き蛤の店を発見。なかなか良さそうなので入ってみたのがこちらの店

ちょっとしたバー風の店で、少し小振りの焼き蛤を、ストップを掛けるまでいくらでも焼いて出してくれる。で、牡蛎刺しとサラダを頼んで、あとは焼き蛤をビールと白ワインでたらふく食いまくり。〆に焼きおにぎりと蛤のお吸い物。美味かった。