少し被災地、の1ヶ月後(福島)

週末、福島県内の実家と、宮城県内の妹宅を訪問してきた。どちらも震源地からはやや遠く、家屋に直接の被害は無かったと電話では聞いていた。それでも、両家の様子も含め、街が1ヶ月でどう変わったかを自分の目で見ておきたかった。
予定では、いつものようにバイクで行くつもりだった。しかし週末の天気予報は雨。仕方が無いので、レンタカーで行くことに変更。

横浜を正午頃に出発し東北道へ。雨は強くなったり弱くなったり。それはそれとして、走った感じでは地震の被害は見られなかった。道路のひび割れの跡なども気がつかない。
高速は無事なら一般道は? ということで、白河で高速を降りてR4に。しかし、こちらもやっぱり影響は見えない。気がついたことと言えば、道路情報に「原発から20km以内進入禁止」の表示が出ていたことぐらい。途中でスーパーにも立ち寄ったが、皆がみんなマスクを掛けてるとかいうこともなく。

実家に帰る前に、郷里の桜の名所に立ち寄る。例年はタイミングを外していたが、今年は丁度満開だった。夕方だがライトアップも無く、雨のため人出も無かったが、桜のトンネル状態の道をゆっくりと走り抜けてきた。

夕方に実家着。家も家族も、ぱっと見には正月に帰省した時と変わっていなかった。両親の話では、水道・ガス・電気等は震災直後も影響は無かったとのこと。ガソリンは一時期品薄だったが既に回復。ただ、野菜が高価。県内産品が出荷できないから、ということだろうな。
問題の放射線だが、実家のあたりは現状数μSv/h。父は「放射線は今後長い時間を掛けて減っていく」「今後放射性物質が新たに放出されなければ、強度が増えることはなく、自分達への影響は小さい*1」程度のリテラシーを持っていたので、その意味では安心した。

夕飯を食い、風呂に入って就寝。夜中にも余震があったが、やはりこの辺りはまだ多いとのことだった。

*1:影響が出る程の放射線(積算量)を浴びる前にお迎えが来ている、という意味で。でも甥(両親から見て孫)は遊びに来させられないよね、とも言っていた