緊急入院

確かに、予兆のようなものはあった。
先週のツーリング。車体から何かが軽く軋むような音が聞こえていた。大した音ではなかったし、そろそろオイル交換だから、その時にでも見てもらえばいいや、と思っていた。
今日の東北道。高速走行中、突然タイヤがとられたように不安定になった。以前の経験からして、パンクしたか? と思い、次のPAで調べてみたが、空気圧は正常。タイヤにもそれらしい痕跡はなし。おとなしい速度で走っている分には異常なし。
宇都宮ICで降り、R119で宇都宮市内へ。街中で再び挙動が不安定に。落ち着いて路肩に寄せ再チェック。異常は見つからない。再スタート。
…直後、Harukaの後輪のあたりが悲鳴をあげた。明らかに異常と分かる程度に。
どうしようもない。原因が分からない状態で、最寄りのディーラーを探して自走するのはあまりにも危険。となればサービスを呼ぶしかない。
ロードサービスに電話。結構待たされた後、担当者につながる。自分の居場所を教え、レッカーを手配してもらって待つ。30分後にレッカー到着。Harukaを積み込み、R4沿いのBMWディーラーへ。積み降ろしの際、Nに入れてあるにもかかわらず動きが重い。どこかが引っかかっている。
ピットにHarukaを運び込み、ギア〜ベルト〜後輪にかけてをチェック。ギアやベルトには異常は無し。考えられるのは後輪周りの回転部に入っているベアリングの摩耗。これ以上はバラしてみないことには不明。いずれにしても、今日はバイクでは帰れないことは確定。
自分の連絡先を伝え、タクシーを呼んでもらって宇都宮駅へ。どうせ帰りの交通費はロードサービスで出る(後清算)。自分でも意外なほど、店にHarukaを預けて帰ることに抵抗が無かった。サービスを呼んだ時点で諦めがついていたのかもしれない。
せめて餃子ぐらいは食べていくことにする。宇都宮の駅ビルに入っている宇都宮みんみんと、

レッカー屋の兄さんに教えてもらった、宇都宮の隣の岡本駅前にある大栄で食べる。

みんみんは定番。大栄は一回り大きいのが嬉しい。但し座席無し、基本は買ってお持ち帰り。店の前にベンチがあったのでそこでもくもくと食べる。あとは新幹線の指定席を予約しもくもくと帰る。
定期的に点検に出してるとは言え、65000kmも走ってれば消耗する箇所もあるだろうし、事故も起こさずに済んだのだから幸いといえば幸い。延長保証にも入っているから修理費もたぶん不要だろう。それでも、やっぱり帰ってくると寂しい。
修理が済んでHarukaが帰ってくるのはおそらく年明け。1/23〜24には遠出する予定なので、それまでには完調にしてあげないと。